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錯誤の数数に星の輝きを見つけるためのサイエンスフィクション
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二階で壁にもたれ、座卓のプルーンをつまんでいると、恵さんの声が聞こえた。「聞いたほうが早いから聞いてあげる」
恵さんの掃くほうきの音は、会話の間にも途切れることがない。むしろ大きくなったようにも感じられる。窓を開けると、小豆色のジャージを着た女子学生が二人、懇願するようなまなざしを上げた。

「Hi」と、私が勢いのある声を出すと、
「Hi」女子学生たちも、はにかんでぽつぽつと言葉を返した。
「What can I do for you?」さらに声を上げたとき、私はもう誤りに気づいていた。そう、女子学生たちは日本語を母国語とする人であったのだ。

以前、恵さんが留学生に問われ要領を得られなかった際、そばにいた私にすがった。今回もそうだろうと私は勝手に思い込んでいた。

「四角い赤い布切れが要るのかい?」
照れ隠しにほかならない。普段の私とはかけ離れたフレンドリーな口調がまだ続いていた。私の頬が赤く染まったのは夕日のせいばかりではない。しまりなくプルーンをつまみながらわずかでも役に立つところを示したいと哂われるほどの会話力を手駒にありもしない機会に飛びついた滑稽を私は恥じた。
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